【現在完了】been to 対 gone to 〜築地市場移転に乗せて〜


https://www.youtube.com/watch?v=Ob91IHmRhrU(1分05秒)

築地市場の競売の動画です。担当者がその時点での値段を叫んでいますね。

これ、英語で言うと、

going going gone

ってなるらしいです。売れる前の煽りは”going”、売れたら”gone”です。

※どうやら決まり文句らしく、CDも出てました。

変な話ですみません。以下、本題です。

“gone”と言えば。。

“gone”と言えば。

そう、英語学習者の130%は「現在完了の使い分け」を思い浮かべるはずです。

中学英語の主要キャラである

  • have been to
  • have been in
  • have gone to  ですね。

この前、上記の3つの使い分けを説明しようとしてまごついてしまい、

みじめな思いをしたので、まとめました。

シンプルな例文で比較してみる

現在完了の用法

現在完了には、

  • 継続(ずっと〜している)
  • 経験(〜したことがある)
  • 完了(〜したところだ)
  • 結果(〜してしまった)

といった4つの用法があります。どんだけあんねん。でもあるんです。

しかし、すべての用法は、

現在に視点をおきつつ、過去と現在が結び付いている

点で共通しています。

この概念は日本語にないので、理解しづらいのもうなずけます。

例文を検討

I have 〜 〜 China.

のフォーマットを使って比べてみます。

  1. I have been to China.
  2. I have been in China.
  3. I have gone to China.

の順にいきまっせ。


1.  I have been to China.

<経験>☆

 訳:私は中国にいた(行った)ことがある。 ※「3回も!」とか後に来そう。

<完了>

 訳:私は中国に行ってきたところだ。 ※旅行帰りの雰囲気。


2.  I have been in China.

<継続>☆

訳:私は中国にいる。 ※「もう20年もいるよ」とかが後に来そう。


3.  I have gone to China.

<結果>☆

 訳:私は中国に行ってしまった。(その結果今はいない)

 ※「私」のクローンがいて、そいつが中国に消えていった感じ。(は?)

 ⇒”I”が主語だと変!! He has gone to china. とかが自然。

<経験>

 私は中国に行ったことがある。

 ※been to と被ってますが、この意味で使うこともあるそうです。

  ”I”が主語だとこっちの意味になるっぽいです。


各用法は以上です。

ちょっと後付け

ちなみに、星印(☆)がついているのが主要な用法です。それらが中学英語では強調されます。

  1. I have been to China. ⇒<経験>☆
  2. I have been in China. ⇒<継続>☆
  3. I have gone to China. ⇒<結果>☆

をまずは抑えたほうがいいかもです。

3つ目の”gone”はやっぱり、”going going gone“の”gone”と同じで、

「行っちゃった…」っていうニュアンスがあると思います。

まとめ(築地市場移転に置き換えると)

今年、築地市場が豊洲に移転するそうです。

人で溢れる築地場外市場

とすると、移転後の未来の人の会話として、、

@築地(移転後)

“I have been to Toyosu Market many times. That’s good.”

訳:俺は豊洲市場にゃ何回も行ったことあるよ。いいとこじゃねえか。

“I had been in Tsukiji for thirty years.”

訳:俺は築地に30年間いたんだよ。

“Tsukiji Market has gone to Toyosu…

訳:築地市場は豊洲に行っちまったんだ…。

なんてありそう。(完全な想像です)

3つめのgone toの文からは悲壮感すら感じます。

築地で聞く”gone”は、悲喜こもごもなんですね。。(完全な想像です)

すけお。

↓僕も使っているおススメ文法書です。(築地市場については書かれていません)

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