(2018年8月11日投稿)
この記事でも言いましたが、
僕は、2017年秋〜冬の時期、
せこせこと大学編入のための勉強をしていました。
それで気付いたんですが、
大学編入って選択肢としてめっちゃアリなんです。
でも、あんまり知られてないのが不思議でした。
2020年あたりになって、
公認心理師の大学部分の単位を編入でも充足できるようになれば、心理系の学部への編入を選択する人はかなり増えると思うので、、
今回は、
大学編入とは何ぞや? 何のメリットがあるの?
というお話をしようと思います。
目次
大学編入とは
大学編入とは、途中の学年から大学に入学することです。
大体3年次に入学します。(2年次に入るケースもあります)
これは一般入試で大学に入学するのとでは大きく違います。
大学院の入試に近い
編入試験のイメージとして、一般入試よりも大学院の入試に近いということが挙げられます。
それは、3年次の専門課程への入学ということに起因します。
つまり、
1,2年次の教養課程を終えて、3年次以降ゼミナールに所⑩属し、
自分の研究を進めていく礎がきちんと作られているか
というところが審査されるわけです。
試験内容もおのずと、大学院のそれに類似しています。
それ故か、
大学院入試対策の塾のサービスの一つとして、
大学編入試験対策の講座を持っている所も見られますね。
編入の種類
流動性の低さ順に言うと、下記のような種類があります。
- 学士入学(同大学卒業生のみ)
- 学士入学
- 編入学
どこまで門戸を広げているかは大学によりけりなので、要確認です。
1.学士入学(同大学卒業生のみ)
一番流動性の少ないパターンです。
その大学の卒業生に限って、編入学の試験の受験が認められます。
※「学士」とは大学学部卒業者の称号のことです。
要は母校の別の学部に行くって感じですね。
僕の卒業した大学は臨床心理学にはあんまり力を入れていなかったので、、
このシステムは検討しませんでした。
2.学士入学
他大学を卒業し、学士を取得した人でも、編入を認める制度です。
僕はこれを狙って受験しておりました。
受験する人の年齢は様々で、
20代〜50代といった感じでしたね。
これも大学によって多少の差はありますが。
また、編入の王道である医学部に3年次から転入しようとする人は、
ほぼ学士編入になります。
3.編入学
これが一番戸口が広い分類です。
学士を取っていなくても、
義務教育以降の高等教育を5年分終了していれば、受験が可能な形態です。
ですから、短大、高専、専門学校などの卒業生も受験可能です。
※なので、四大は2年生まで修了していれば受験できます。
僕が受けた大学の中にも、この形態を取っているところがありました。
学士だけを取っていたところと比べて、受験者層はかなり若くなる印象でした。
(受験後、親に迎えに来てもらっている人もいたくらいでした。。)
大まかに分けるとこの3つになると思います。
ただ、一斉レースが行われる1年次への入学試験とは異なり、
編入のシステムはかなり個別性が高いです。
なので、現在在籍している教育機関や、進学希望の大学などと密に連絡を取り合うことが必要になってきます。
以上、編入試験のイメージを掴むため、概要を説明しました。
以下では、僕が感じた編入のメリットを述べます。
編入のメリット① 試験科目が少ない
編入試験は、一般入試と比べて勉強する科目が少なくて済みます。
具体的には、
- 専門科目
- 英語
- (小論文)
といったところです。
専門科目とは、その学部で学びたいと思っている科目です。
公認心理師に対応した学部の場合は、心理学や教育学あたりになるでしょうか。
そこら辺は、その大学の過去問を要チェックです。
専門科目の良いところは、
当然一般的な教育要領にはないので、
全員が同じスタートラインに立てる
という点です。
だから、
今から勉強始めたって。。
という不安は必要ありません。
むしろ、早く始めれば始めるほど有利になります。
編入のメリット② 話を聞いてもらえる

※僕はスーツで面接受けました。
編入試験は、志望理由書の提出や面接試験があり、
担当教員とコミュニケーションを取るチャンスが与えられます。
そこで、自分の問題意識や、志望の熱意など、
ペーパーテストでは出せない自分を、学校に伝えることができます。
これも一般入試とは異なる点です。
僕も、
- 会社を退職した話
- その時受けたカウンセリングの話
- 福祉関係のアルバイトの話
など、簡潔にですが、体験談を語りました。
編入するということは、進路を自発的に変えているということだから
多くの人は、強い主体性を携えているはずです。
それを大学教員さんたちにぶつけましょう。
一般入試では、こんな時間はとってくれません。
編入のメリット③ 一般入試の偏差値は関係ない
編入試験の多くは、欠員補充を目的として行われるので、
募集人数は年によって結構上下します。
それ故、倍率は年によって全然違うんです。
※名のある大学ほど受験者が多いのは事実ではあります。
しかも、一般入試とは問題の形式が全然異なり、
基本的に専門性と論述が問われるので、
高校時代の偏差値が関係なくなります。
しかし、それを日本全国の人は全然知りません。
つまり、学歴の逆転が狙えるんですね。。
これはかなりモチベーションになるかと思います。
まとめ
大学編入について、体験を交えながら語りました。
編入は転校する人も、学びなおす人も
めっちゃアリな選択肢なのにあまり知られていないのが現状な気がします。
あなたも一度は検討してみてはいかがでしょうか。
<合わせて読みたい>